2025.09.09

「クローズド・ループ」による古紙リサイクルに関する取り組みについて

株式会社 帝国書院は、このたび自社で発行する教科書や地図帳から発生する古紙について、「クローズド・ループ」形式により国内で循環させる運用を開始することと致しました。

近年、紙からデジタルへの移行やライフスタイルの変化によって紙の生産量は減少しております。古紙の発生量自体も減少傾向にあるなか、国内で発生した古紙は古紙市場を経て国内製紙メーカーへ販売される他に一部が海外へ輸出されており、市況動向により日本国内での古紙流通量が不足することが懸念されています。

今回開始する取り組みは、貴重な再生資源である古紙を安定的に用紙の原料として国内で循環させることを目的としております。弊社が自社で出版した教科書・地図帳の返本を回収。古紙として原紙製造元である製紙メーカーへ古紙回収業者及び新生紙パルプ商事株式会社を経由して還元。国内循環させることにより輸送エネルギーやGHG(温室効果ガス)を削減し、地球環境への負荷軽減が期待できるスキームとなります。

本スキームを着実に運用することで、弊社は、国内古紙の安定供給とGHG排出量の削減に努め、持続可能な社会の実現にむけて貢献してまいります。