地図帳の深読み

帝国書院と地図研究家・今尾恵介氏がタッグを組んだ渾身の一冊。海面下の土地,中央分水界,飛び地,地名や国名,経緯度や主題図など「地図帳」の「読み方」がわかる!

商品コード
51410
ISBNコード
978-4-8071-6469-1

定価:1,980円(本体価格1,800円+税)

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学生時代に誰もが手にした懐かしの学校地図帳には、こんな楽しみ方があった!
100年以上に渡り地図帳を出版し続けてきた帝国書院と地図研究家の今尾恵介氏がタッグを組み、
海面下の土地、中央分水界、飛び地、地名や国名、経緯度や主題図など「地図帳」ならではの情報を、スマホ地図ではできない「深読み」する!
家の奥に眠るあの地図帳、今もう一度繙いてみませんか。

第1章 地形に目をこらす
第2章 境界は語る
第3章 地名や国名の謎
第4章 新旧地図帳を比較する‐地図は時代を映す鏡
第5章 経緯度・主題図・統計を楽しむ

上流と下流で違う名前の川―千曲川と信濃川

「日本一長い川は?」と聞かれれば、多くの日本人は「信濃川」と答えるだろう。しかし、かつての「信濃国」長野県では「千曲川」と呼ばれていることは、地元以外の人にはあまりピンと来ないかもしれない。

地図帳を眺めていると、信濃川のように流域によって呼び名が変わる川がいくつもあることに気づく。

このように、地図帳を「深読み」することで見えてくるテーマを、今尾氏ならではの着眼点やユーモアを交えつつ解説しています。

山の名は先住民言語へーマッキンリーからデナリ

かつては、世界一高い山と言えば「エベレスト」というのが定番であったが、今の地図帳を開いてみると意外な答えが…。詳しくは本書をご覧いただきたいが、このように今と昔の地図帳を見比べてみると、地名表記や表現の仕方など、いろんな違いが見えてくる。その背景には一体何があるのか?

また、大正期や戦前に発行された地図帳についての含蓄ある「深読み」も、古今東西数多の地図に触れてきた今尾氏だからこそ。

著者・今尾恵介氏

1959年横浜市生まれ。地図研究家。

明治大学文学部ドイツ文学専攻中退。

中学生の頃より帝国書院の地図帳を愛読。

授業で国土地理院発行の地形図に出会い、地形図マニアになる。

現在、(一財)日本地図センター客員研究員、(一財)地図情報センター評議員を務める。

『地図マニア 空想の旅』集英社インターナショナル、『今尾恵介責任編集 地図と鉄道』洋泉社、『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み』白水社、『日本200年地図』河出書房新社、など地図や地形、鉄道に関する著作が多数ある。

 

判型 A5
ページ数 176
購入方法 書店または各種ECサイト
発行年月 2019年8月
編・著者 帝国書院編集部
素材 紙・電子