T.N.

編集部地図編集室

T.N.

2020年 入社

趣味:旅行、読書、野球観戦

※内容及び所属は取材当時のものです

01

地図帳作りは、部屋の中では完結しない

私の所属している地図編集室では、おもに学校で使う地図帳や、それに関連する教師用指導書、QRコンテンツなどを作成しています。
また、最近では、GIS(地理情報システム)を活用した地図データベースの作成も行っています。
地図編集の仕事というと、机にかじりついて作業する姿をイメージするかもしれません。実際には、図書館で資料を探したり、専門家の先生にお会いしたりするなど、社外へ出向くことも多く、時には地図帳に掲載する写真の撮影に行くこともあります。
また、メインの編集業務の合間に、自分が担当する地区の営業活動も行っています。営業活動は先生方のご意見を聞ける貴重な機会です。実際に地図帳を使って授業をされる先生方とお会いすることで、子どもたちや先生にもっと使いやすいと思ってもらえるような地図帳を届けたいという、編集業務へのモチベーションにもつながっています。
このように日々、様々な情報や資料を集めて、よりよい紙面の作成を目指しています。

地図帳作りは、部屋の中では完結しない

02

多くの材料を集めて編みあげる

帝国書院の地図帳は、全国の学校で使われており、たくさんの子どもたちの手に渡ります。そうした地図帳の制作に携われることが地図編集室の大きな魅力だと感じています。
編集という仕事はその名の通り、多くの材料を寄せ集めて、編んで(組み合わせて)いきます。
1冊の地図帳を作るためには、著者の先生の意見をはじめ、地図データベース、イラスト、写真、QRコンテンツなど、さまざまな要素が必要で、たくさんの人が関わっています。
それらを一つにまとめるのが編集者の仕事で、責任の重さを感じるところでもあり、編集メンバーがチームワークを発揮して完成させた地図帳が、子どもたちの手に渡ったときの達成感はひとしおです。

03

誰もが使いやすい地図帳を作る

地図帳を作るうえでは、「情報の正確さ」と「発達段階に合った内容かどうか」をつねに意識しています。
地図帳には、非常に多くの情報が紙面に詰まっています。地図に描かれたひとつひとつの市町村には、実際にその場所に住んでいる地図帳を使う子どもたちがおり、間違いは許されません。そのため、地図の隅々まで、何度も校正を行います。
また、小学校・中学校・高等学校にはそれぞれ、発達段階に合った学習内容があります。
地図に載せる情報量や色づかい、文字の大きさやルビの有無など細部にもこだわり、誰もが使いやすい地図帳を作ることを目指しています。

誰もが使いやすい地図帳を作る

04

子どもたちにもっと地図を好きになってもらうために

これから実現したい目標は、地理教育のプロフェッショナルになることです。
私は大学で地理学を学んでいましたが、教育学に関してはまだまだ勉強中です。教科書編集や営業活動を通して、教育への知見を深めていくことが当面の課題だと感じています。
そしていずれは、子どもたちに地図をもっと好きになってもらえるように、会社が培ってきた地図作りのノウハウとICTを融合させた、「次世代の地図帳」をつくることが夢です。

05

学生時代の挑戦が基盤になる

よく、「大学生のうちに遊んでおくべき」と言われますが、私は「大学生のうちに学んでおく」ことが大切だと考えます。
ここでいう「学び」とは、視野を広げ、社会人になってからは行うのが難しい経験をすることです。
卒業論文など大学での活動だけでなく、旅行や、美術館・博物館の訪問、サークル活動、アルバイトなど、学生にしかできない新しいチャレンジはまだまだあると思います。その経験はきっと社会人になったときに、仕事の基盤になるはずです。

休日の過ごし方

休日は、外にでかけることが多いです。
家に閉じこもっているのが苦手なので……。
帝国書院の社員には旅好きが多く、世界中を飛び回るツワモノもいます。
私も旅行をするのが好きで、大学生のころは、全国のゲストハウスを訪れていました。写真は夏の上高地です。
最近は、新しく買ったクロスバイクで神社を巡り、御朱印を集めるのにはまっています。

休日の過ごし方

とある1日のタイムスケジュール

07:45
出社(時差出勤)
08:00
メール対応
08:15
新聞チェック
08:30
地図校正
10:00
部内打合せ
11:00
問い合わせへの回答作成
12:00
昼休憩
13:00
イラスト原稿作成
15:00
QRコンテンツ制作会社と打合せ
16:00
地図データベースの作成
18:00
退社
とある1日のタイムスケジュール